大阪南港野鳥園

早速ですが、土曜日は天気が良かったので、野鳥園に行ってきました。

少し早咲きのヒマラヤザクラは、青い実を付けていました。

渡り鳥の観察をされている方の邪魔にならないように、春の陽気を楽しみました。


(以下本文)

野鳥園がちゃんと管理運営されなくなって悲しんでおりました。

 

愛犬共々、季節を感じによく行きました。

今年も、あのヒマラヤザクラは綺麗な花を咲かせたのだろうか?

樹々のトンネルは真夏でも涼しくて、大阪でないみたいな錯覚を覚えますが、ほんのり潮の香りがします。

 

以前の館長さんとかに伺った、野鳥園は様々な渡り鳥にとっても、世界的に移動を追跡している研究者にとっても大変重要な施設であるということ、また鳥類だけでなく生態系の理解が大切だというお話や、わずかの費用と多大なボランティアで何とか運営している話とか、所轄が港湾局であることの問題、等々が思い出されます。


最近少し元気な老犬を久しぶりに連れてゆこうかと、ちょっと気になって現状を調べてみると、少し嬉しいニュースがありました。

 

2015年4月2日の大阪市の発表を抜粋すると、

大阪南港野鳥園の見直し

(概要)

大阪南港野鳥園については、平成25年2月に策定した市政改革プランの実施計画において「条例施設としては廃止し、廃止後の施設については、施設管理者の負担がない前提で民間やボランティア等による利用の可否や運営スキームを検討する。」としていましたが、平成25年10月市会における、「干潟・湿地の環境を保全し、野鳥の観察ができる貴重な環境学習の場として、市民が引き続き利用できるよう施設の機能を維持すること」という市会の附帯決議を踏まえ、見直し後の利用について検討してきました。

(今後の予定は?)

行政主導の一方通行で進めるのではなく、市民、野鳥の生態や自然環境に深い知識や経験を持つ専門家や大学、野鳥や自然環境に関係する団体、CSR(企業の社会的責任)として環境活動に関心のある企業と本市が互いに手を取り合い役割分担をする事で、それぞれの特性や知識を活かし、対等の立場で事業を進めていくことが最も効果的であると考え、協働事業という手法を採ることに決定しました。

今後は本事業を中心となって取りまとめていく協働事業者と本市が連携し、野鳥園臨港緑地の環境の保全等に取り組んでいきます。

また、干潟・湿地の環境の保全ができているか、施設を有効活用した環境学習の場を市民に提供できているか、などについて事業計画書及び事業報告書をもとに専門家や有識者・企業等の意見を聴取するアドバイザリーボードを適宜開催し、本事業をより充実・向上させていきます。

 以上抜粋


そうです。

元館長さんの云われた様に、地方都市の行政レベルで価値を判断してしまうべきものではないのです。

元々、財政負担にもならないようなわずかな金額しか出していなかったので、今後どのレベルまで改善するのか、まだ解りません。