稲光

私から友人へ

稲光が多い年は豊作

稲の光

雷は神鳴り

 

友人から

空中の安定気体である窒素が、通電で化学反応して、アンモニウムに変わる。窒素肥料が雨と一緒に降るから、稲が育つ。

宮沢賢治はこのしくみが好きだったみたいだよ。

ドイツの化学者マクスウェーバーは、通電と窒素化合物の関係を発見して、化学肥料の道を開いた。

空気から肥料を無限に作れるようになった人類は農業生産を飛躍させて、大いに殖えた。

贅沢に溺れる日本人は、化学肥料を目の敵にして、有機農法だの言うけどさ、日本人が口にする美味い米は、化学肥料無しには大量に作れない。

肥料と殺虫剤、抗菌剤の組み合わせが、この国の贅沢を支えている。

 

でも、土の力を高める有機農法は悪くはない。

要するに農業政策の問題が無責任に放置されているからだと思う。